「福島の病院にピアノと音楽を届けたい」コンサート


10月27日(日)、「福島の病院にピアノと音楽を届けたい」実行委員会のご協力のもと、ピアノコンサートを開催いたしました。
当プロジェクトは、東日本大震災および原発事故によりいまだ深刻な影響が残る福島県の復興支援として企画され、病院に集う多くの方々の心に癒しを与えることを目的としたものです。
これまでに、南相馬市、いわき市、福島市、須賀川市の計4か所の病院や福祉施設へピアノが寄贈されてきましたが、今回は会津地域の当病院が寄贈先に選ばれました。



当日は初めに、プロジェクトの代表 三木隆二郎さんから、小松理事長へヤマハリニューアルピアノの贈呈が行われ、その後、ピアニスト 冨永愛子さんによるコンサートが行われました。
外来待合ホールを会場として、職員、入院患者様をはじめ、地域の皆様など約120名の方がお越しになり、クラシックの名曲の数々を堪能しました。
冨永さんは、時に繊細に、そして時に情熱あふれる力強い音色を奏で、会場は曲が終わるごとに拍手喝采で包まれました。
アンコールでは、当院職員の吉田和也さんがアルトサックスで共演し、三木隆二郎さんのチェロも交えて、三人で「情熱大陸」などを演奏。会場からは手拍子も響いて、この日一番の盛り上がり。
最後は三人の伴奏により「ふるさと」を合唱し、大盛況のうちにコンサートは幕を閉じました。


今回のコンサートを通じて、病院職員も「音楽や芸術が、人を癒して元気づける力がある」という事を肌で感じる事ができ、大変貴重な経験となりました。
これからは、職員によるミニコンサートを開催するなど、患者様の癒しの時間を少しでも演出できるよう寄贈されたピアノを活用していきたいと思います。

今回のコンサートを企画して頂いたプロジェクト代表 三木隆二郎さん、プレトークでピアノ演奏をして下さった大堀さちさん、そして、素晴らしい演奏で感動を与えて下さった冨永愛子さん。
はるばる会津若松までお越し頂きまして心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。